よくあるご質問
PHUJINプロジェクトとは何ですか?
PHUJINプロジェクトは、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が支援するBeyond 5G研究開発促進事業に基づく国家プロジェクトです。空間分割多重化(SDM)技術をベースとし、コア単位のルーティング機能を備える空間クロスコネクトによる空間バイパスを導入することにより、ビットあたりのルーティングコストの削減と伝送距離の延伸を図りつつ、光ネットワークの容量を飛躍的に拡大することを目指します。
プロジェクト名称はどのように名付けられましたか?
風神は風を司る神であり、両肩に風袋を担いで天空を駆けるとされています。雷を司る雷神と一対で描かれることも多く、FHUJINプロジェクトの背景画は、俵屋宗達筆の国宝「風神雷神図屏風」に由来します。風神が風を自在に操ることにあやかりに、我々もBeyond-5G通信サービスが発生する膨大なデータフローを自在に転送できるようなテクノロジーを開拓したいとの思いを込めて、PHUJIN(PHotonic network research project toward beyond 5G era fully Utilizing space and wavelength dimensions by Joint industry-academia-government INnovation driven team)と名付けました。
PHUJINプロジェクトではどのような技術の研究開発に取り組みますか?
PHUJINプロジェクトは次の5つのサブプロジェクトから構成されます(括弧内は担当受託者)。
- SDM光ネットワーク・ノード設計プロジェクト(香川大学)
- SDM光ネットワークシステムプロジェクト(KDDI総合研究所)
- SDM全方向光増幅プロジェクト(NEC)
- SDM光スイッチプロジェクト(santec)
- SDM高密度配線・接続プロジェクト(古河電工)
PHUJINプロジェクトの実施期間はいつからいつまでですか?
2021年8月に開始され、最長で4年間継続する予定です。